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2023.11.06 突き指のやってはいけない処置と正しい処置 錦糸町アクア鍼灸整骨院

突き指の際、注意すべきことと正しい処置について簡単に説明しましょう。

 

 

1 やってはいけないこと

  1. 指をひっぱること:指を引っ張る行為は避けるべきです。これは損傷を悪化させる可能性があるためです。
  2. 痛いところを揉むこと:指を揉むことも控えるべきです。突き指は指の軟部組織や関節に損傷をもたらすため、揉んだり刺激することは避けたほうが良いです。

 

 

2 正しい処置

  1. 冷やす:突き指の部位を冷やすことが大切です。これは患部の腫れを軽減し、炎症を抑えるのに役立ちます。長時間同じ場所を冷やし過ぎず、痛みが落ち着いたら冷やすのを終えることがポイントです。
  2. 固定する:突き指後は指を固定することが重要です。添え木、テーピング、包帯などを使用して指をしっかり固定し、指の安静を保ちます。これは損傷部位を安定させ、回復を助けます。

突き指の正しい処置を行うことで、悪化を防ぎ、早い回復を促すことができます。

2023.10.26 腰椎分離症:10代に多い発症と予防策 錦糸町アクア鍼灸整骨院

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腰椎分離症(Spondylolysis)は、腰椎の一部である椎弓(vertebral arch)が骨折したり分離したりする疾患です。この状態は主に若い年齢層、特に10代の子供や青少年に見られます。以下に、腰椎分離症について詳しく説明します。

  1. 原因: 腰椎分離症の主な原因は、スポーツ活動における腰部への過度なストレスです。特に、次のような競技において発症が多いとされています。

    • 野球: 投球やバッティングなどでの反り返り動作
    • バスケットボール: ジャンプや急激な動作変化
    • バレーボール: ジャンプサーブやスパイク
    • サッカー: ドリブル、シュート、ジャンプ
  2. 症状: 腰椎分離症の初期症状には、腰部の圧痛や後ろに反らせたときの痛みがあります。これらの痛みは活動中や休息時にも現れることがあります。病態が進行すると、下半身の痛みやしびれ、運動や感覚の障害、排尿や排便の問題が発生することがあります。

  3. 予防: 腰椎分離症を予防するためには、以下の対策が役立ちます。

    • 筋力トレーニング: 腹筋、背筋、臀部(お尻)の筋肉を強化することで、腰椎をサポートし、負担を軽減します。
    • 柔軟性トレーニング: 股関節周りの筋肉や腰椎の柔軟性を保つストレッチを行います。
    • 適切なフォーム: スポーツや運動を行う際に、正しいフォームとテクニックを学び、無理な負荷を腰椎にかけないようにします。

特に、股関節周りの筋肉を柔軟性を保つことは重要で、股関節の代わりに腰椎で過度な動作を行うことを防ぎます。股関節周りの筋肉と腰部の安定性を維持するために、定期的なストレッチやエクササイズを実施することが勧められます。

腰椎分離症は重要な健康問題であり、早期の予防と適切なケアが必要です。

2023.10.23 意外と馬鹿に出来ないチャーリーホース(ももかん) 錦糸町アクア鍼灸整骨院

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大腿部打撲、通称”チャーリーホース”とも呼ばれる傷害は、スポーツ中に大腿部に強い打撃が加わることで発生します。

この際、特に大腿部の筋肉が大腿骨との間に圧迫されることがあり、これが挫滅創(筋肉の損傷)を引き起こす一因となります。

大腿部打撲は、様々なスポーツで発生する可能性がありますが、特に接触が多いスポーツ、例えばバスケットボール、サッカー、ラグビーなどでよく見られる傷害です

。一般的には「ももかん」として知られ、軽視されることが多い外傷です。

しかし、適切な治療を受けずに繰り返し起こすと、骨化性筋炎と呼ばれる合併症を引き起こす可能性があります。骨化性筋炎は、筋肉が骨とつながり、運動能力に影響を及ぼす状態を指します。

このような大腿部打撲の発生率は、スポーツにおいて比較的高く、適切な予防策と治療が重要です。

どのようにして起こるか

大腿部打撲の主な原因は、外部からの強い力です。

特にバスケットボール、サッカー、ラグビーなどの接触が多い競技では、相手の膝などが大腿部に強い打撃を与えることが多く、これが大腿部打撲の一般的な原因となります。

また、日常生活でも転倒や転落によっても大腿部打撲が発生することがあります。

大腿部打撲が発生する主な筋肉には、中間広筋、大腿直筋、外側広筋などが含まれます。

これらの筋肉は大腿部の主要な筋肉であり、外部からの打撃に特に脆弱であるため、打撲の影響を受けやすいとされています。打撲によってこれらの筋肉が損傷すると、痛みや筋肉の腫れが生じ、運動能力に制限が生じることがあります。

大腿部打撲は、予防策の重要性を考えるべき怪我であり、適切な治療とリハビリテーションが必要です。

症状

大腿部打撲によって、痛み、腫れ、および内出血が生じることが一般的です。

症状の重症度が高まると、腫脹などの影響により膝関節の可動域が制限されることがあります。

特に、重度の腫脹や痛みによって可動域が制限される場合、筋肉内の出血が増加し、圧力が高まり、急性コンパートメント症候群の発症が考えられます。

このような場合、早急に医療機関を受診し、MRI検査などの精密な検査が必要です。

大腿部打撲が慢性化すると、筋肉が硬くなり、関節の可動域が制限されてしまうことがあります。

この状態は拘縮と呼ばれ、運動能力に大きな影響を及ぼす可能性があります。

したがって、大腿部打撲は頻繁に発生する傷害である一方、適切な処置とリハビリテーションが必要です。症状が重篤である場合や合併症の疑いがある場合は、迅速な医療対応が重要です。

処置

大腿部打撲の急性期において、出血を最小限に抑えるために行われるRICE処置(Rest, Ice, Compression, Elevation)は以下のステップで行います。この処置は炎症を軽減するのに役立ちます。

  1. 仰向けになり、膝を曲げて大腿部前面にストレッチをかけるようにします。これにより筋肉の収縮を抑え、出血を抑制します。

  2. アイシングを大腿部の打撲箇所に当て、弾性包帯などで固定します。アイシングは炎症を鎮め、痛みと腫脹を軽減する役割を果たします。

    大腿部の打撲の場合、膝を曲げてストレッチをかけることで、筋肉をリラックスさせ、出血が溜まる余地を減少させ、また圧迫によって出血を止める助けを提供します。

痛み、腫脹、発赤、熱感などの炎症症状が軽減してきたら、早期にストレッチ(静的から動的なものへと段階的に進める)や可動域訓練を開始し、徐々に負荷を増やしていきます。

復帰には内出血や筋硬結がなくなっていることが重要です。炎症が完全に収まらないうちに過度な活動を行うと、再び出血や損傷を引き起こす危険性があるため、十分な休養とリハビリテーションが必要です。

また、大腿部打撲を適切に治療せずに繰り返すと、骨化性筋炎を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。

2023.10.20 サッカー選手に多いグロインペイン 錦糸町アクア鍼灸整骨院

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グロインペインとは

グロインペイン症候群は、スポーツ選手や激しいトレーニングを行う人によく見られる痛みの症状です。この病気は脚の付け根に痛みや不快感が生じ、しばしば慢性的になります。一般的には1〜2か月で改善することが多いですが、特に高いプレーのレベルで活動するスポーツ選手にとっては、治りにくいことがあります。

日本代表の元サッカー選手である中田英寿選手や、現在の選手である長谷部誠選手など、多くのプレイヤーがこの痛みに苦しんだ経験があります。中田選手はこの痛みが一因となり、現役を引退する要因の一つとも言われています。彼らのようなトップアスリートであっても、この痛みは治りにくかったことから、当時は十分な有望で確実な治療法がなかった可能性が高いです。

 

なぜグロインペインになってしまうの?

この症状は他の競技に比べてサッカー選手によく見られ、慢性的になりやすいとされています。その主な原因と特徴は以下の通りです:

  1. 可動性の低下: 体幹から股関節周辺の筋や関節の柔軟性が低下し、拘縮が生じます。これは適切な運動範囲が制限されることを意味します。

  2. 安定性の低下: 骨盤を支える筋力が低下し、股関節周辺の不安定性が生じます。運動中に必要な安定性が欠如することがあります。

  3. 協調性の低下: 体幹と下肢の動きが効果的に連動せず、不自然な使い方が行われることがあります。これにより、筋肉や関節に過度の負担がかかります。

  4. キックの多用: サッカーのキック動作は片足で行われることが多く、その運動自体がグロインペイン症候群の誘因になり得ます。特に蹴り足側での負傷がよく見られます。

これらの要因が組み合わさることで、サッカー選手におけるグロインペイン症候群が発症しやすく、慢性化しやすいとされています。適切なリハビリテーションや予防策を導入することが、この症状を軽減し、再発を防ぐ鍵となります。また、早期の治療と休息も重要です。

 

グロインペインの治療

可動性、安定性、協調性の問題を評価したうえで、それを修正するリハビリを行っていきます。

●筋肉の拘縮に対するアプローチ

●筋力低下に対するアプローチ

●股関節だけに負担が集中しないようにするために、上肢から体幹、下肢を効果的に連動させる訓練

 

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2023.10.19 シンスプリントのお悩み解決!  錦糸町アクア鍼灸整骨院

シンスプリントとは

シンスプリントは、スポーツ障害の一種で、ランニングやジャンプのような足着地の動作によって脛骨(すねの骨)の内側に痛みが生じる状態です。この症状は過労性脛部痛、脛骨疲労性骨膜炎、または脛骨過労性骨膜炎とも呼ばれます。特に多い競技は、陸上競技(中・長距離走)、バスケットボール、サッカー、バレーボールなどで、ランニングやジャンプ、切り返しのような動作が頻繁に行われる競技に見られます。

シンスプリントの発生要因

シンスプリントは、主にランニングやジャンプなどの着地動作によって、脛骨(すねの骨)につながる筋肉(ヒラメ筋や後脛骨筋、長趾屈筋など)が下腿筋膜を介して骨膜を引っ張ることで発生します。つまり、足の着地の際に筋肉が繰り返し脛骨の骨膜にストレスをかけ、それが炎症を引き起こす障害です。

シンスプリントの発生要因は大きく2つあります。内的要因として、足部形態異常(例:扁平足や回内足)、筋肉の柔軟性低下、足関節の可動域低下、筋力低下(特にヒラメ筋やヒラメ筋の内側)などが挙げられます。また、外的要因としては、適切でないシューズの使用、練習環境(たとえば、硬いアスファルトの上での練習)、練習内容や強度、特に走り込みが多い時期や新たに始めた時期なども要因となります。

シンスプリントの症状

シンスプリントの症状は、すねの内側に徐々に圧痛が現れ、運動時の痛みや腫れが主な症状となります。足を曲げる筋肉の動作に抵抗があると痛みが強くなりますが、適切な休息を取ると痛みは減少する傾向があります。

症状の進行は、以下のように段階的に分類されます。

Stage1 運動後にのみ痛む。
Stage2 運動中に痛みがあるが、パフォーマンスに影響はない。
Stage3 運動中に痛みがあり、パフォーマンスが低下する。
Stage4 安静時にも、慢性的な持続する痛みがある。

2023.10.19 ジュニア世代に多いかかとの痛み 錦糸町アクア鍼灸整骨院

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かかとが痛い病気? シーバー病

シーバー病(セーバー病)は、成長期の子供たちによく見られる足の問題の一つです。

この病気の主な原因は、かかとの部分にある踵骨骨端核周りでの炎症です。

子供たちのかかとには、大人に比べて柔らかい部分があります。これは「成長軟骨」と呼ばれます。

大人になると、この軟骨は硬くなり、踵骨骨端核と一緒にひとつの固い骨になります。

シーバー病では、かかとの踵骨にアキレス腱がついています。スポーツや運動などで足に負担がかかり続けると、この部分で炎症が起こります。

主な症状は、かかとの痛みです。特にスポーツをするときに痛みが出ることが多いです。

 

かかとの痛みが運動後に現れ、押さえたり歩くときにも感じられ、かかとが時折腫れたり熱を持つことがある場合、これはシーバー病(セーバー病)の典型的な症状です。

この疾患によるかかとの痛みは、子供たちが足に負担をかけるスポーツや活動の後によく現れます。

痛みを感じる子供たちの中には、かかとの痛みを軽減するためにつま先立ちで歩こうとすることもありますが、これはかかとの状態を改善するのではなく、悪化させる可能性があるため、お子さんには運動を控えるようアドバイスすることが大切です。

 

シーバー病の原因として以下のような要素があげられます。

  • 10歳前後の成長期の子供
  • 特に男児
  • サッカー、バスケットボール、トラック競技、クロスカントリー、体操など繰り返しのランニングとジャンプが求められるスポーツ
  • 長時間あるいは一年中の運動
  • 摩耗した靴やフィット感の悪い靴
  • 足アーチの低下、扁平足、内反足など

かかとが痛いと感じる場合の対処法

かかとが痛いと感じる場合、サッカーの練習は休むことが1番の対処法となります。

痛みを軽減するために靴にインソールを使用したり、テーピングサポーターを使用したりすることで、休むことなく治すこともできないわけではありません。

しかし、痛みが残る状態でのプレーは、完治までに時間がかかる可能性があります。

また、痛みが伴う状態でプレーしても思ったようなプレーができず、サッカーを楽しむこともできません。 そのため基本的には練習を休み、治療に専念するようにしましょう。

 

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