先週の鍼灸ブログで、「人の身体は「気・血・津液(水)」により成り立ち維持されている」とお伝えしましたが、今日はこの中の「気」についてお話しさせていただきます!
たくさんあるので何回かにわけて発信します(^^)
「気」というとどんな言葉が思いつきますか?
元気、やる気、活気、気持ち…
と、いろいろありますね!
存在はしているけれど目には見えない何か、というイメージでしょうか
東洋医学で「気」は人間の生命活動を維持する力、つまりエネルギー源です。
「気」は、もともと親から受け継いだ先天的なものと、食べ物などから取り入れて得る後天的のものがあります。
代表的な5つの作用をご紹介します!
1、推動作用…血液、水分の運行の調節
2、温煦作用…体を温め、体温を正常に保つ働き
3、防御作用…体表面を守り、邪気の侵入を防ぐ働き
4、気化作用…血や水分の生成、代謝、汗や尿への転化作用
5、固摂作用…血、汗、尿などの流出を防ぐ、体内臓腑を固定する働き
「気」は身体のためにいろいろなことをやってくれています。
この「気」が不足した状態を「気虚」といいますが、
気虚になるとこれら5つの働きが低下し、循環が悪くなりむくんだり、体が冷えやすくなったり、疲れやすい、汗が止まらない、風邪など引きやすい状態になります。
「気」は私達の生命活動に欠かせないものであり、生活していると消耗していきます。
そのため「気」を補う必要があり、食物などからしっかり取り入れられる身体の環境づくりや、気を補う作用のあるツボなどを刺激することできます。
「気」は目には見えませんが、こういうものもあるんだという知識があるだけでも賢くなった気がしますね♪
次回もまた東洋医学についてお話しさせていただきます(^^)/
アクア鍼灸整骨院 錦糸町本院 佐々木大地