今回は、マラソン大会にトレーナーとしても参加してきた堀川が
当院へも多く来院されているランニング障害についてお話していきます。
ランニング障害とは過度のランニングによる使いすぎ症候群であり、膝や足などに痛みが
起こる状態を指します。
ランニング障害には
・腸脛靭帯炎(ランナー膝)
・鵞足炎
・膝蓋靭帯炎
・シンスプリント
・アキレス腱炎
・足底腱膜炎
・疲労骨折
などの障害があります。
ランニング障害は誰しもがなってしまうわけではなく、
Overuse injuries(走り過ぎ)以外にも以下の要因があると
痛みが発生しやすくなりますので注意が必要です。
また、それらの要因を修正することでランニング障害の治療や予防を行うことができます。
①マルアライメント(骨格の配列異常)
内反膝(O脚)では腸脛靭帯炎(ランナー膝)
外反膝(X脚)では鵞足炎
回内足ではシンスプリントになりやすいので注意が必要です。
自分で確認してみましょう!
内反膝の検査:足をそろえて立ち、膝の間に指が2本以上が入る
外反膝の検査:足をそろえて立ち、内果(内くるぶし)の間に指が2本以上入る
②コンディショニング不良
主に股関節周囲、大腿部(ふともも)の筋肉の柔軟性不足や筋力不足、筋力バランス
が悪いと障害の発生につながります。
③ランニング時の不安定なフォーム
ランニング(着地)時に膝がぐらついたり、股関節で体重を支えられずに
knee-in,toe-out(膝が内側を向き、つま先が外側に向いた状態)
knee-out,toe-in(膝が外側を向き、つま先が内側を向いた状態)
のフォームで走ると障害の発生につながります。
④外的要因
ランニングシューズのサイズが合っていない場合やシューズの擦り減りがある場合は、
体重が足全体に乗らず負担のかかり方が偏ってしまうことがあります。
また、練習場所がアスファルトだと着地の衝撃が足に蓄積してしまいます。
錦糸町アクア鍼灸整骨院では怪我・障害による痛みの治療のみではなく、
怪我を未然に防ぐための検査や治療、セルフ指導を行っていますのでお気軽にご相談下さい!
次回は腸脛靭帯炎(ランナー膝)の説明や当院での治療方法、予防方法などの情報をお届けしたいと思います\(^o^)/