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2025.05.10 【症例紹介】ヨガ中に起きたぎっくり腰の意外な原因とは?

■ ヨガ上級者でも陥る“動作パターンの破綻”

今回ご紹介するのは、30代女性。
週2回のヨガ歴10年以上という運動習慣を持つ方が、ヨガ中に急性腰痛(いわゆるぎっくり腰)を発症したケースです。

発症の背景には、「股関節伸展の主働筋である大殿筋(gluteus maximus)の機能低下」と、それを補おうとする「中殿筋(gluteus medius)の過活動」が強く関与していました。

 


■ 表面的な「腰痛」の裏に潜む、筋機能のアンバランス

この方のケースでは、骨盤帯と股関節周囲の筋機能評価により以下の問題が明らかになりました。

 ● 大殿筋の筋出力低下(特に股関節伸展位で筋発火の遅延)

 ● 中殿筋の過剰な緊張と疲労蓄積

 ● 骨盤前傾の制御不全による体幹支持の破綻

 ● 日常的な長時間座位による持続的圧負荷による虚血性筋緊張

これらの条件が重なった結果、戦士のポーズという股関節外転・伸展の負荷が高い姿勢下で、中殿筋が持ちこたえられず

局所的な筋スパズム(筋痙攣)を起こし、関連痛としての急性腰痛が生じたと考察されます。

 


■ 急性期アプローチ:患部以外への間接的アプローチ

施術は以下のプロトコルに基づいて実施しました。

 1.中殿筋への超音波治療+軽圧リリース
   → 筋紡錘の過剰な反応を抑制し、疼痛閾値の正常化を図る

 2.骨盤周囲筋群(内腹斜筋・多裂筋・腸腰筋)への局所モビリゼーション
   → 安定性と可動性のバランス再構築を目的

 3.股関節外旋筋群の再教育(アクティブリリース+等尺性収縮)
   → 大殿筋を主働筋として再活性化させる運動療法

初回施術後24時間以内に疼痛は約7割軽減し、3回の通院で症状はほぼ解消。
患者様自身が驚かれるほどのスムーズな回復を見せました。

 


■ なぜ再発するのか?──運動時に見落とされがちな筋連鎖の崩壊

本症例は「動きの質」に問題がある典型例です。
いくらヨガなどで“動いている”ように見えても、正しい筋連鎖や動作パターンが構築されていなければ、筋の過用や誤用が起きやすくなり、結果として痛みにつながります

これはアスリートや運動習慣がある方にも起こりうる「見かけ上の健康」の落とし穴でもあります。

 


■ 同様の不調がある方へ

 ● ヨガや運動中に“違和感”や“ピリッとした痛み”がある

 ● 普段からお尻の筋肉が張っている、触ると痛い

 ● 同じ姿勢を続けると腰や骨盤まわりが重だるくなる

こういったサインは、

「代償動作」や「運動パターンの崩れ」

が起きている可能性があります。

当院では、「痛みの出ている部位」ではなく、
「本来動くべき部位が動けているか?」
という視点で、評価→アプローチ→セルフケア指導を一貫して行います。

 


■ まとめ

腰痛は、腰そのものが悪いとは限りません。
「筋肉が正しく使われているか」「動作パターンに乱れがないか」
──これらを見極めることが、再発防止と早期回復のカギになります。

もし「腰痛を繰り返している」「動き始めに怖さがある」そんな不安があれば、ぜひ一度ご相談ください。


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