顔面神経麻痺の原因には、大きく分けて「ウィルス性」「手術や怪我の後遺症」「神経や血管の病気」の3つが挙げられます。
「ウィルス性」は“ベル麻痺”や“ハント症候群”などと呼ばれ、顔面神経がウィルスに感染することによって引き起こされます。
このウィルス性によるものが顔面神経麻痺の原因として最も多く、ある日突然顔が動かなくなったり、顔が曲がるなど、気づきやすい症状が出ることが多いことが特徴です。
「手術や怪我の後遺症」は、顔面部や脳周辺の手術、また顔に深い傷を負った場合など顔面の神経が損傷されて起こることがあります。
「神経や血管の病気」は、ゆっくりと麻痺症状が進むのが特徴で、症状が進行することによって顔面神経麻痺も少しずつ悪化していくためすぐに気が付かないことがあり、注意が必要です。
顔面神経麻痺は、原因にかかわらず自然治癒はなかなか難しいとされています。
特に手術の後遺症や怪我の場合は、新たに顔の神経同士をつなげる手術を受けなければ回復しないと言われています。
ウィルス性のもの、その他の神経や血管の病気が原因のものに共通していますが、時間の経過とともに症状が軽くなることはあるものの、元の状態に完全に戻らず治癒しきれないことがあります。
再びウィルスの増加や病気の進行により、症状が悪化してしまうことも考えられます。
またそのまま放置しておくと、麻痺のせいで動かなくなってしまった筋肉の筋力が低下したり、加齢とともに機能が落ちていくことによりさらに症状が悪化し、手遅れとなってしまうこともあります。
仮に自然に治癒したとしても、今までと同じように機能しなくなることもあり、顔の動きを取り戻すためのさらなる治療が必要になります。
顔面神経麻痺を治療するには、原因に応じて適切な治療を行なっていくことがポイントとなります。
外傷性のものやウィルスが原因となる顔面神経麻痺は、ケアを行なう前に血液検査やMRI検査などを、医療機関でしっかり検査・治療することが必要となります。
原因にもよりますが、麻痺によって口からものがこぼれたりうまく笑うことができないなど、筋肉が落ちたり動きが悪くなることで、日常的にできていたことができなくなることもあります。
墨田区錦糸町アクア鍼灸整骨院では、まず痛みがある場合は、はじめに痛みを緩和する治療を行ない、その後、顔面神経麻痺の回復や表情筋の動きの改善などを目的として、マッサージや鍼灸治療を行なっていきます。
麻痺している部位の血流を改善していくことで、機能の回復に結びつくこともあるため、特に麻痺が長引いている場合などに高い効果を発揮します。
また顔面神経麻痺によって表情筋の動きが悪くなってしまっていることにより、眼精疲労や顎関節症、頭痛や首、肩コリの原因となることもあるので、これらの症状の予防にもつながります。
墨田区錦糸町アクア鍼灸整骨院では、顔面神経麻痺を含めたトータル的なケアを行ない、再発予防や症状の改善に向け、自宅でもできるセルフケアのアドバイスも行ないます。
