動き始めのときに膝に違和感があるという初期の段階から、階段の上り降りが困難になるなど、日常生活に障害をもたらす危険がある変形性膝関節症。
中高年の膝関節痛として最も多い疾患とも言われ、進行すると寝たきりや要介護状態を招いてしまう原因のひとつとして考えられています。
いろいろな原因によって起こる変形性膝関節症ですが、特に多いのは、膝に炎症が起き、腫れたり水が溜まるケースや、加齢に応じて膝の軟骨がすり減ってしまい、徐々に膝関節が変形していく症状です。
また筋肉が衰えることで膝をサポートできなくなり、膝への負担が増え関節の変形につながっていくこともあります。
このほか、肥満や膝を酷使するような仕事やハードなスポーツ、またO脚などが原因となることもあります。
変形性膝関節症の初期段階は、片方の膝に発症することが多いですが、痛みをかばって日常生活を続けることで、結果的に両膝に発症することがあります。
さまざま原因で発症するため、まずは問診や検査などにより原因を究明し、しっかりと改善のプロセスを見極めていくことが大切です。
膝は、必要最小限の日常生活を送るだけでも大きな負荷がかかる重要な関節のため、治りにくかったり悪化しやすくなるのが特徴です。
変形膝関節症が悪化すると、膝が真っ直ぐ伸びなくなることで他の筋肉や関節に負担がかかり、最悪の場合歩くことや立ち上がったりすることも困難になるリスクもあります。
股関節に違和感や痛みを覚えたら、なるべく早く来院していただくことが、悪化させないためのポイントとなります。
墨田区錦糸町アクア鍼灸整骨院では、まず問診や検査で症状や膝の状態、骨盤の歪み、脚の状態などを把握し、疼痛、可動域制限、変形を起こしている原因を探っていきます。
大きな可動域がある膝は、複雑で不安定な構造になっており、靭帯や大腿四頭筋などの筋肉で支えられています。このため、膝につながる筋肉が固くなり痛みが出ている場合には、その部分をほぐし、緩ませ、血行を促進していきます。
また、筋肉の衰えにより膝に負荷がかかっている場合は、筋力の強化を進めていきます。原因が骨盤にあるときは、骨盤周りの筋肉でバランスが悪くなっている部位に対してアプローチしていき、骨盤の歪みを調整し、全体のバランスを整えていきます。
さらに、膝に負担をかけないための日常生活の改善点についてのアドバイスを行ない、根本的な症状の改善を目指します。