シンスプリントは、正式名称を「脛骨過労性骨障害」といい、足の使いすぎで起こるスポーツ障害の一種で、すねの内側・下1/3の部分に起こるのが特徴です。
墨田区錦糸町アクア鍼灸整骨院にもシンスプリントで多くの患者様が来院されています。
シンスプリントは、ランニングやジャンプなど激しい運動を反復することで、すねの内側に付いている筋肉と骨を繋ぐ「骨膜」と呼ばれる部分が何度も引っ張ぱられ、炎症を起こすことで発症します。また、偏平足などで足が内側に倒れることで筋肉が常に伸ばされた状態となり、炎症が起きやすくなることもあります。
このほか年齢的な特徴もあり、筋肉が充分に備わっていない小・中学生といった年代で激しい運動をすると、筋肉による衝撃吸収効果が発揮されないまま、骨に負荷がかかることで発症につながることもあります。
成人においても、筋肉の柔軟性が足りていないと筋肉の衝撃吸収効果が働かず、シンスプリントに悩まされることもあります。
シンスプリントの症状の初期段階として、運動開始時と運動後に、足に鈍い痛みを感じます。運動中は痛みが引き、筋肉痛や疲労が原因と思われがちのため、治療せずに放置してしまうケースが多いのですが、ここで早期に処置を行わないと気付かないうちに使いすぎてしまうことで症状が悪化してしまい、最終的には何もしていない状態でも痛むようになります。
さらに、鈍い痛みから鋭い痛みに変わった場合は疲労骨折を起こしてしまっている危険がありますが、疲労骨折の初期はレントゲンに映りにくいため見つけることが困難になるケースもあります。
中々痛みが取れなかったり、一度痛みが治まっても再発してしまう方も多く、身体の使い方やランニングフォームの悪さ、ウォーミングアップ不足、固い地面を走っているなど、シンスプリントは使いすぎ以外にも多くの原因が重なって引き起こされます。
まずは患部の痛みを取ることを第一優先として、痛みの原因になっている筋肉を、手技や電気治療・鍼灸治療で緩めていきます。
シンスプリントは、扁平足や日頃からすねの内側の筋肉に負荷がかかる体の使い方となっている方に多く見られるという傾向があります。痛みを和らげたあと、初診時に行った問診や検査から導き出した、痛みが出てしまう“根本の原因”を、患者様一人ひとりに合った施術方法を提案して治療していきます。
そして墨田区錦糸町アクア鍼灸整骨院では、運動をしながら痛みの出にくい体の使い方を習得していくパーソナルトレーニングも行っています。体の中で弱っている筋肉や鍛えなければいけない部位に対して、患者様一人ひとりに合ったトレーニングメニューでアプローチしていきます。