顎関節症は、顎の痛みや違和感、動かしにくさや音が生じるなど様々な症状が現れます。長い間その原因は歯並びや噛み合わせの悪さであると考えられてきましたが、原因はそれだけではありません。
顎の周りは、主に表情を作るときなどに使われる“表情筋”と、食べ物を噛むときに使われる“咀嚼筋”と呼ばれる筋肉で構成されています。いずれも口や顔の動きに関わりを持ち、これらの筋肉が緊張で固くなったり筋力が低下することによって、症状が現れることがあります。
また顎の関節が弱かったり、歯ぎしりや食いしばり、歯や口腔内の治療等で噛み合わせが変わることによって、症状が現れることもあります。
顎の関節の内部には、関節円板というクッションの役割を担う部位がありますが、その関節円板がずれてしまうことによって、痛みや違和感、関節内部での不快な音や感覚が生じることもあります。
顎関節症は、前述のとおり筋肉の緊張や関節の弱さ、噛み合わせなどさまざまな原因が考えられます。
また顎だけではなく片側の歯だけで食べ物を噛んだり、歯ぎしりや頬杖など日頃からの癖や猫背など姿勢の悪さなど、日頃からの習慣にも密接に関係しています。
顎や顔の筋肉は、首肩周りや頭や背中などの筋肉とも関連性が深く、パソコンやスマートフォンの操作時間が増えたことによって首周りや背中が固くなり、それらが日々積み重なることで顎関節症の進行につながり、時間を追うごとに治りにくくなっていきます。
一度症状が現れると血流も悪くなりやすく、さらに筋肉が固くなるという悪循環に陥ってしまうこともあるため、日頃から予防や改善に向けた意識付けが重要なポイントとなります。
顎関節症の方には、顎周りだけでなく頭や顔全体、首から肩に至るところまで筋肉が緊張で固くなっている方が多く見受けられます。
日常的な顎の使い方だけでなく、姿勢や癖などから首や肩の筋肉が固くなり、顎関節症の症状を悪化させていることもあります。
アクア整骨院では、まず痛みがある場合は、痛みの緩和も行ないます。その後、筋肉の緊張緩和や血流改善、関節の拘縮予防などを目的として手技療法や鍼灸治療、電気治療などを行なっていきます。
また猫背など姿勢の悪さも顎関節症の症状悪化の原因となることもあるため、姿勢を改善する矯正やストレッチ、トレーニングなどで筋肉に柔軟性を持たせていきます。
多くの患者様は長年の積み重ねで起こった症状によるため、改善されるまでに1ヶ月、またはそれ以上時間がかかることもあります。
墨田区錦糸町アクア鍼灸整骨院では、“エルビオ”というEMSを用いてインナーマッスルを鍛えることにより、姿勢の改善を目指します。
口が開けづらい、開くたびに“ゴリッ”という音がする、顎の痛みなどそれぞれの症状に合わせたケアと合わせ、ご自宅でもできるケアについてのアドバイスを行なうことで、顎関節症の早期改善・予防に対して適切にアプローチしていきます。